INTERVIEW

社員の1日

"地域へのコミットメント"と、
"日本初の技術"をつなげて、
誰もみたことのない新しいビジネスをうみだせ。

越智 鉄美

Tetsumi OCHI

企画・開発

営業戦略推進部
営業戦略推進担当

2019年入社

INTRODUCTION

「通信会社が魚を育てる。」

このサイトをご覧になっている方の中には、意外に感じる方もいらっしゃるはずです。

2019年にキャリア採用としてNTT東日本へ転職した越智さんは、前職で特殊ポンプの設計開発や紫外線LEDの研究開発、新規事業化に携わっていました。その後NTT東日本へ入社し、現在は地域課題や社会課題の解決につながる新規事業開発を担当しています。
なかでも大きな挑戦となっているのが、ICTを活用した完全閉鎖循環式陸上養殖の開発です。前職では魚に関する知識はほとんどなかったものの、新たな技術と事業の可能性を信じ、自ら学びながらプロジェクトを推進してきました。

今回は、キャリア採用や転職を検討している方に向けて、越智さんにとって特に印象深かった1日を通じて、NTT東日本における事業開発の面白さや難しさ、そして技術開発を社会実装へとつなげていく醍醐味をご紹介します。

これまでの経歴

前職は産業用特殊ポンプや、航空機部品などを製造する工業メーカーに勤務。メカニカルエンジニアとして、特殊ポンプの設計・開発と紫外線LEDの研究開発・事業化に携わる。後者では、2014年に青色LEDでノーベル物理学賞を受賞した名古屋大学・天野浩教授との共同研究により、次世代LEDの研究開発推進を行う。石川県白山市に世界発の紫外線LED専門量産工場を立ち上げ、知財戦略や海外企業M&Aまで実行。2019年、NTT東日本に入社。

現在の主な業務

地域課題・社会課題解決のため、NTTグループや産学官連携による新規プロジェクトの立ち上げや事業化支援を担う。大きく携わっているプロジェクトは2点。まず、世界初となる「ベニザケ」の完全閉鎖循環式陸上養殖のビジネス化実現プロジェクト、次に、農林水産省直下での「統合型病虫害防除システム」認定プラットフォーム(代表を務める)の設立運営と事業化の推進。

事業開発の集大成となった思い出深い1日

NTT東日本として世界初のベニザケ陸上養殖の成果を実感した日

「私が2019年にキャリア採用としてNTT東日本へ転職してから特に印象に残っているのは、完全閉鎖循環式陸上養殖の開発プロジェクトで育てたベニザケの成長を現地で確認した日のことです。
前職では研究開発や製品開発に携わっていましたが、まさか魚を育てる開発プロジェクトをリードすることになるとは想像もしていませんでした。

私たちが挑戦しているのは、世界でも前例の少ないベニザケの完全閉鎖循環式陸上養殖です。海や川といった自然環境に依存する従来の養殖とは異なり、水質や温度、設備の稼働状況などをICTで管理しながら、生育環境そのものを開発していく取り組みでした。NTT東日本が持つ技術と大学が持つ養殖技術を組み合わせることで、生産効率や品質の向上を目指していました。

プロジェクト開始当初は、「なぜ生育が難しいベニザケなのか」という声もありました。しかし私たちは、単に魚を育てることではなく、地域ならではのブランドや産業を生み出す可能性があるからこそ挑戦する価値があると考えていました。
そして実際に育った魚を見たとき、それまで積み重ねてきた開発や実証実験、関係者との議論、試行錯誤が一つの成果として形になったことを実感しました。技術が研究室の中だけで終わるのではなく、社会の中で価値を持ち始めた瞬間でした。」

なぜNTT東日本で陸上養殖の開発に取り組んだのか

「私は2019年にキャリア採用としてNTT東日本へ転職するまで、工業メーカーで特殊ポンプの設計開発や紫外線LEDの研究開発に携わっていました。特に紫外線LEDの分野では、大学との共同研究や量産工場の立ち上げ、知財戦略や海外企業との連携など、技術を事業化するところまで経験してきました。

転職を考え始めた頃、以前から交流のあったNTT東日本の社員と話をする機会がありました。その中で、NTT東日本が地域活性化や新規事業創出に本気で取り組んでいることを知りました。私は以前から「自分が関わる技術で日本を元気にしたい」という思いを持っていました。その方向性がNTT東日本の目指す姿と重なったことが入社の決め手となったことを覚えています。

実際にキャリア採用として入社してみると、通信インフラ企業というイメージだけでは語れない会社だと感じました。新しい技術やアイデアを活用して地域課題を解決しようという文化があり、開発職として大きな可能性を感じました。

この陸上養殖の開発もその象徴です。NTT東日本だからこそ、地域との関係性やICT技術を活かしながら、これまでになかった事業開発に挑戦できると思っています。」

思い出深い1日から感じた「事業開発」の面白さと難しさ

魚を知らない技術者が水産業に飛び込み、NTT東日本で事業開発すること

この開発プロジェクトでまず直面したのは、自分自身が水産業についてほとんど知らなかったことです。

転職するまでは研究開発や製品開発を担当していましたが、魚の生態や養殖技術についてはまったく知識がありませんでした。

そこで私が最初に行ったのは、とにかく学ぶことでした。関連する論文を読み込み、大学の研究者や専門家のもとへ足を運び、現場の声を聞きながら一つひとつ知識を積み上げていきました。

振り返ると、この経験は開発職として非常に重要だったと思います。開発とは、既に知っていることだけで進められる仕事ではありません。未知の領域に飛び込み、仮説を立て、学びながら形にしていく。その姿勢が新しい開発につながるのだと実感しました。
それをNTT東日本という会社としても認めてくれたこと、周りの社員も背中を押してくれたことをとても嬉しく感じました。

研究成果をNTT東日本の事業としても成立させること

開発職の仕事は、技術を生み出すことだけではありません。

例えば大学には優れた研究成果や革新的な技術があります。しかし残念なことに、それだけでは社会に広がりません。

導入した際にどのような価値が生まれるのか。
継続的な運用は可能なのか。
収益性はあるのか。
地域課題の解決につながるのか。
そうした視点を持ちながら技術を磨き続ける必要があります。

私自身、前職でも技術の事業化に携わってきましたが、NTT東日本における開発はさらに広い視点が求められます。ただ金儲けをすればいいという訳ではありません。大学、自治体、地域企業、グループ各社など、多くの関係者と連携しながら開発を進め、それが社会的に意義のあることなのか、誰かの役に立てているのかも考える必要があります。

だからこそ難しい。

しかし、自分たちが開発した仕組みが実際に現場で活用され、社会に新しい価値を生み出す姿を見ると、それまでの苦労が報われるような達成感がありますし、誰かの役に立つということを肌で時間できる瞬間だと思っています。

1日を通して見えたNTT東日本での次のチャレンジ

NTT東日本が水産業の事業開発に挑むことの社会的意義

陸上養殖の開発に取り組む中で改めて感じたのは、技術開発には社会を変える力があるということです。

水産業は今、水産資源の減少や環境変化など多くの課題に直面しています。そうした課題に対して、ICTやデータ活用を組み合わせた新しい開発によって解決策を生み出せる可能性があります。

私たちが目指しているのは、単なる養殖技術の開発ではありません。地域に新しい産業を生み出し、持続可能な社会づくりに貢献することです。そのフィールドは決して日本に閉じないものですし、この開発事業もアジア圏を中心とした拡大を行っているところです。

そういった意味でNTT東日本には、地域との接点や技術、さまざまなパートナーとのネットワークが潤沢であるため、開発の成果を地域社会へ還元し、より大きな価値へつなげられると感じています。

開発職として描く次のアクション

私が目指しているのは、陸上養殖を一つの成功事例で終わらせないことです。

完全閉鎖循環式陸上養殖がさらに発展すれば、地域や環境に左右されずに魚を育てることが可能になります。国内だけでなく海外展開も視野に入れた展開は引き続き私の手でリードしていくつもりです。技術開発によって場所の制約を超えられるようになれば、新たな産業や雇用を世界中で生み出せるかもしれません。


2019年にキャリア採用としてNTT東日本へ転職した私が感じているのは、挑戦を後押しする環境の存在です。開発を担うポジションとしてまず提案し、次に開発し、それを検証し、社会実装する。そのプロセス全体に関われることは大きな魅力です。NTT東日本はその全てを一貫してやりきることが出来ます。提案して終わり、という新規事業は世の中に多くありますが、逆を言えばNTT東日本はそれを許してくれません。

このサイトをご覧になっている方の中にも、自分の専門性をもっと大きな社会課題の解決に活かしたいと考えている方がいるかもしれません。

そんな方には、NTT東日本の開発というフィールドにぜひ注目してもらいたいと思っています。技術開発を通じて地域や社会の未来をつくる挑戦は、まだ始まったばかりです。

転職を考えている方々へ【NTT東日本で職種をすること】

私は2019年にキャリア採用としてNTT東日本へ転職するまで、全く通信とは異なる分野で働いていた人間です。転職当時は、NTT東日本に対して通信インフラを支える会社というイメージを持っていましたが、実際に入社してみると、その印象は大きく変わりました。

現在私が取り組んでいる完全閉鎖循環式陸上養殖のように、NTT東日本では通信という枠を超え、地域課題や社会課題の解決につながるさまざまな事業開発・技術開発に挑戦することができます。今やトマトを栽培し、ドローンを飛ばして、バイオガスプラントまで手がけてしまうような会社です。魚の知識がなかった私が水産業の世界へ飛び込み、大学や研究機関、自治体、企業と連携しながら新しい価値の創出を目指していることも、その一つになります。

事業開発のポジションとしてNTT東日本で働く魅力は、自分の専門分野だけに閉じることなく、社会に実装されるところまで関われることだと思います。研究開発、技術開発、事業開発、それぞれの経験を活かしながら、地域や社会の未来に貢献する挑戦ができます。

もしこのサイトをご覧いただいている皆さんの中に、
「自分の技術を社会のために活かしたい」
「もっと大きなフィールドで開発に挑戦したい」
「新しい領域に飛び込みながら成長したい」
という想いを持つ方がいるなら、NTT東日本のキャリア採用は大きな可能性を持つ選択肢になるかもしれません。

私たちも、地域や社会の未来をつくる新しい開発に一緒に挑戦してくれる仲間との出会いを楽しみにしています。

キャリア採用を検討している方・転職を検討している方へ

NTT東日本で事業開発というポジションで働くイメージや、その魅力は伝わりましたか。

2019年にキャリア採用として入社した越智さんは、前職で培った研究開発や技術開発の経験を活かしながら、魚の知識がない状態から水産業という新たな分野へ挑戦し、現在は完全閉鎖循環式陸上養殖をはじめとした社会課題解決型の事業開発に取り組んでいます。

越智さんの1日を通じて見えてくるのは、NTT東日本の開発職が単に技術を生み出す仕事ではないということです。研究成果や技術を社会へ実装し、地域課題や社会課題の解決につなげるところまで携われることが、NTT東日本ならではの開発の面白さだと思います。

このサイトを通じて少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひNTT東日本のキャリア採用にチャレンジしてみてください。あなたの専門性や経験が、次の社会課題を解決する新しい開発につながるかもしれません。

※ 所属および掲載内容等は取材当時のものです。